標準偏差・平均の統計計算機

数値の一覧から平均、中央値、最頻値、分散、標準偏差、四分位数などの基本統計量をまとめて計算する無料の統計計算機です。

数値はカンマ、スペース、セミコロン、タブ、改行で区切ります。Excelの列をそのまま貼り付けることもできます。小数点は「.」(1.5)、10のべき乗は e(1.5e3)で入力します。

並べ替えたデータ

  1. 2
  2. 4
  3. 4
  4. 4
  5. 5
  6. 5
  7. 7
  8. 9

結果

平均 5(n = 8)
結果
代表値
データ数 (n)8
合計 (Σx)40
平均 (x̄)5
中央値4.5
最頻値43回出現
幾何平均4.60321559605
範囲と四分位数
最小値2
最大値9
範囲7
第1四分位数 (Q1)4
第3四分位数 (Q3)5.5
四分位範囲 (IQR)1.5
散らばり
母標準偏差 (σ, ÷n)2
母分散 (σ², ÷n)4
標本標準偏差 (s, ÷(n−1))2.1380899353
不偏分散 (s², ÷(n−1))4.57142857143
偏差平方和 Σ(x − x̄)²32

使い方

  • 数値をカンマ、スペース、セミコロン、タブ、改行のいずれかで区切って入力すると、入力中に結果がすぐ更新されます。読点(、)や全角カンマ(,)も区切りとして使えます。
  • ExcelやGoogleスプレッドシートの列や行をコピーして、そのまま貼り付けられます。値の個数に制限はありません。
  • 負の数(−3)、小数(2.5)、指数表記(1.5e3 = 1500)も使えます。数値でない値があると、先頭から見て最初の不正な値を表示します。
  • 結果は代表値、範囲と四分位数、散らばりの3つに分けて表示し、入力欄の下には昇順に並べ替えたデータも表示します。
  • 入力した数値はブラウザの中だけで計算し、保存や送信はしません。

計算式

  • 平均 x̄ = Σx ÷ n(すべての値の合計を個数で割った値)
  • 中央値:並べ替えたデータの真ん中の値。データ数が偶数なら真ん中2つの平均
  • 最頻値:最も多く出てくる値。最多の出現回数が同じ値が複数あればすべて表示し、すべての値が1回ずつなら「なし」
  • 母分散 σ² = Σ(x − x̄)² ÷ n、母標準偏差 σ = √σ²
  • 不偏分散 s² = Σ(x − x̄)² ÷ (n − 1)、標本標準偏差 s = √s²
  • 四分位数:並べ替えたデータの 1 + (n − 1) × p 番目の位置の値(Q1は p = 0.25、Q3は p = 0.75)。位置が2つの値の間なら比例配分します(ExcelのQUARTILE.INCと同じ)。四分位範囲 IQR = Q3 − Q1
  • 幾何平均 = (x₁ × x₂ × … × xₙ) の n 乗根

手順で見る計算例:70, 80, 90, 85, 75 の標準偏差

  • 手順1 平均:合計 400 ÷ 5 = 80
  • 手順2 偏差:各値から平均を引くと −10, 0, 10, 5, −5
  • 手順3 偏差平方和:100 + 0 + 100 + 25 + 25 = 250
  • 手順4 分散:母分散 250 ÷ 5 = 50、不偏分散 250 ÷ 4 = 62.5
  • 手順5 標準偏差:母標準偏差 √50 ≈ 7.071、標本標準偏差 √62.5 ≈ 7.906
  • 並べ替えると 70, 75, 80, 85, 90 なので、中央値は80、Q1は2番目の75、Q3は4番目の85、四分位範囲は10です。すべての値が1回ずつなので最頻値はありません。

母標準偏差と標本標準偏差の違い

母標準偏差は偏差平方和を n で、標本標準偏差は n − 1 で割ります。あるクラス全員の点数のように、知りたい集団すべてのデータなら母標準偏差を、アンケート回答者のように大きな集団から一部を取り出したデータなら標本標準偏差を使います。

標本では本当の母平均ではなく標本平均を基準に偏差を測るため、n で割ると分散を小さく見積もりがちです。n − 1 で割るベッセルの補正でこれを正すので、標本側の値が少し大きくなります。最初に入っている例 2, 4, 4, 4, 5, 5, 7, 9 では、母標準偏差が2、標本標準偏差が約2.138です。

Excelでは母標準偏差がSTDEV.P、標本標準偏差がSTDEV.S、母分散と不偏分散がVAR.PとVAR.Sです。教科書によっては ÷n の分散を「標本分散」と呼ぶため、この計算機では ÷(n − 1) の分散を「不偏分散」と表示しています。

知っておきたいポイント

  • 四分位数には複数の計算方法があります。2, 4, 4, 4, 5, 5, 7, 9 のQ3は、この計算機(QUARTILE.INC方式)では5.5、QUARTILE.EXC方式では6.5、上半分の中央値をとる方法では6になります。
  • 外れ値を見つけるには、Q1 − 1.5 × IQR より小さい値や Q3 + 1.5 × IQR より大きい値を探します。例のデータでは境界が1.75と7.75なので、9がこの基準での外れ値です。
  • 分散の単位は元の単位の2乗(cm²)、標準偏差は元の単位(cm)と同じなので、標準偏差は「平均からのふつうの離れ具合」として読めます。
  • 値が1個だけなら母分散と母標準偏差は0、不偏分散と標本標準偏差は「—」と表示します。幾何平均はすべての値が0より大きいときだけ計算します。
  • 結果は有効数字12桁まで表示します。

よくある質問

標準偏差はどうやって求めますか?

平均を求め、各値と平均の差(偏差)を2乗して合計し、n(母集団)または n − 1(標本)で割ってから平方根をとります。70, 75, 80, 85, 90 なら偏差平方和250を5で割った50の平方根、約7.071が母標準偏差です。

母標準偏差と標本標準偏差はどちらを使えばよいですか?

対象全体のデータなら母標準偏差(÷n)、より大きな集団から取り出した一部のデータなら標本標準偏差(÷(n − 1))を使います。ExcelではSTDEV.PとSTDEV.Sにあたります。

不偏分散はなぜ n − 1 で割るのですか?

標本平均を基準に偏差を測ると、n で割った分散は母分散より小さくなりがちなので、n − 1 で割って偏りを補正します。これをベッセルの補正といい、そのため不偏分散は値が2個以上あるときだけ計算します。

分散と標準偏差の違いは何ですか?

標準偏差は分散の平方根です。分散は単位が2乗になりますが、標準偏差は元のデータと同じ単位なので、値が平均からどのくらい離れているかをそのまま読み取れます。

四分位数がほかの計算機や教科書と違うのはなぜですか?

四分位数には複数の計算方法があるためです。この計算機はExcelのQUARTILE.INCと同じ線形補間を使うので、たとえば 2, 4, 4, 4, 5, 5, 7, 9 のQ3は5.5になりますが、QUARTILE.EXCでは6.5になります。

最頻値が「なし」や複数になるのはなぜですか?

すべての値が1回ずつしか出てこない場合、最頻値はありません。最も多い出現回数が同じ値が複数あれば、すべてを昇順に表示し、出現回数も添えます。

幾何平均が「—」になるのはなぜですか?

0や負の数が1つでもあると幾何平均を計算しないためです。幾何平均はすべての値を掛けて n 乗根をとるので、すべての値が0より大きいときだけ意味のある値になります。